4月18日(日)08:22
 カオリンⅤ号は房総沖でまたまた迷走?したのか、進路がコロコロと変ってしまった。一体どうしたんだろうか?挺速も17日以降しばらくは1~3knotと歩くが如くの停滞ぶりが見えるが、それが今朝の航跡図をみると一気に方位は北北東へ、大圏航路を採ることを決断したような跡を見せているのだ。挺速も俄然本来の巡航速度5~10knotと倍々速を出している。カオリンⅤ号はヒール限界近くまで艇を傾斜させ、タッキングを繰り返しているのだろう。辛坊さんはもうオチオチ好きなコーヒーなんて飲む余裕もない海況の中にあると思われる。日本海から東北北海道へ抜けようとする低気圧が発達して、1000hpsを切る、そしてまだ遥か南方にあるが猛烈な台風(54m/S以上)に発達した台風2号が北上中でその進路は偏西風の影響により東寄りになる可能性が高いのである。
 遠くから高みの見物ではあるが、心中は穏やかではない事態が続いている。進路は東北東へと取ることになるだろう。操船技量も何度も体験すると、身体が自然に挺の性格を覚えることになり、先の長い航海の初期段階、ここら辺が山場では無いかと思う。我慢辛抱のしどころの最中にあると思われる。

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