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5月7日(木)
昨晩は昼寝をしてたせいかもしれないが、眠剤を服用してもなかなか寝付けない状態が続き、音楽を聴いてても所在なく、持参してた藤原正彦著「祖国とは国語」という文庫本を読み始めたら、尚更に目が冴えて次々章を重ねてしまった。国語教育がいかに重要か、それも小学生低学年から、叩き込む、大人になってからでは遅すぎるという持論を重ねたものだ。まだ完読していないが、大いに共感できる部分があり、「ゆとり教育」がいかに国益を損ねたかをとくとくと述べているのだ。スマトラの旅では自分は殆ど現地語つまりインドネシア語が話せないが、大方の意志は通じたし、英語が仮に話せてもそれほどの効用はなかったと痛感している。

さて、今日は朝からその気になり、近場の市場へ出かけようと支度をして、まずはHOTEL近くの食堂へ、お粥を食べたくて、説明するもようやくそれは無いことが分かり、隣り席でスープ麺を食べてるオヤジさんがいたので、それと同じものを注文した。写真のとおり、完食だ。飲み物はKopi(コーヒー)で300円ぐらい。店主は明らかに中華系、自分とは同じ世代ぐらいか。店を離れるときに「シェシェ(謝謝)」というと頑固げなオヤジさんが「ありがと」と返答してくれた。

今朝から午前中にかけては青空が広がる蒸し暑い天候のなか、メダンの鉄道駅を目指した。途中の市場は昨夜からの雨で路面がぬかるみ、とても歩ける状況になく、さわりだけに終わったが、明日もあるので良いかな。駅を目指す途中で、30前後のおっさんが自分のカメラを強引に引っ張ろうとしたので、関西弁で「なにすんねん!」と言うと、呆れた顔して行ってしまった。こんなのはネシアで初めての体験だったから、正直、何か不都合なことを自分がしたのか、と思ったほど。

線路を跨ぐ高架橋の上では思いのとおりの状況が広がり、一応の目的を達成できたかも知れない。橋の中央では地元青年がひょっとして「撮り鉄」か、CANONの一眼最新モデルで撮影するという光景も見られた。鉄道駅の構内の切符売り場も覗いて見たら、オンラインでチケットをプリントアウト出来る設備もあり、青年学生らがスマホを利用してるのには感心したのだが、あまりの現実との較差の大きさに驚いたしだいだ。

駅の東側がメダンの中心街か、建築中の高層ビル群が見られ、中華色満載の大きな建物、大病院やショッピングモールなど自分的にはどうでも良い光景、折り返しの方向を見定めてから帰路に就くも、足が重い。舗道がどれほど歩行者に不親切か、まともに真直ぐには歩けない。駅からホテルまでの距離は1,500m圏内ぐらい、途中で雷鳴が聞こえたと同時ぐらいの正午近くになってスコールの来襲、雨宿りは大方半時間ほど。ホテルから400mぐらいの華僑が開く店舗でアイスコーヒーを小一時間ほどかけて飲み干す。120円なり。小さな散策は終わり、まだ雨粒が残る舗道を抜けて宿に辿り着いたのは午後1時前だった。

メダン散策

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朝からMieSoup、見た目はラーメンそのもの、でも味付けはネシア風、右小皿はピリ辛向け用ソース。これとKOPIで300円なり。大きなエビ2匹、小エビ、練り物団子2個、モヤシ、青物野菜、二つ割卵、麺は小麦と米由来の2種類が半分ずつだ。
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完食、ネシアでは初めて、お箸が付いてきた、ということはこの店が中華系ということだろう。
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昨夜来の雨でこの気温と蒸し暑さ、ゴミ、雑踏、騒音、カオスの世界でも、活気は漲っているし、いつの通りの生活感満載である。
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何かの記念塔、推測するに、独立記念碑。各大都市には形こそ違えども、このような高揚すべき構造物があるようだ。鉄道駅に向かう途中の広場みたいな所で偶然出会ったもの。
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著名な五つ星ホテルの裏側で発見した、発電装置が稼働してた。給油してる作業員の許可を得て、撮影。
HOTEL滞在中に突然停電など当たり前、実際、投宿中のHOTELでは必ず夜間に一度は停電が突然あり、パソコンで仕事中なら、えらいこっちゃ、となるから、大手ではその保証的措置がこれと言うわけかも。
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跨線橋を見る、延長は50mぐらいだろうか。通行できるのは歩行者と単車だけ。線路は狭軌のよう。
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跨線橋上から整備中のディーゼル機関車をUPで撮る。異音がしてたのが気になるのは自分だけだろうか。
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駅側から跨線橋への斜路(スロープ)から望むと反対側に中華風の大きなHOTELが鎮座する。
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コロニアル風な古い建物が続くの図。黄色い小型バスは市内専用、乗降用左側のドアがないのが普通なのだ。
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正午前にスコールの来襲、湿り気ばかり、気温は30度を切る。水資源と人的資源には事欠かないはず。これほどの降水量だと、水の有り難さが失せ、負の側面ばかりが強調されそうだ。この水がネシアの大地を何万年もかけて、蝕んでくんだろうか。
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雨宿りの一コマ、青年の足元でじゃれてた馴れ馴れのにゃんこ。こちらへも向かうその瞬間。