Aminのつれづれなる日記

来し方を振り返りながら日々思うがままに綴る。国内外の旅行、時事問題なども含めて独善的感想も差し挟んでみた。

カテゴリ:科学技術 > 宇宙と地球

 七千万年前に隕石が衝突して出来たとされるクレーター、直径3kmは地球規模では小さいかもしれませんが、一体どれぐらいの隕石だったんだろうか?想像するだけで、ワクワクしませんか?  GoogleEarthで地球の果てまで目を凝らすと様々なものが観えてきます。居ながらにしてこんな体験が仮想でもあっても出来ることは本当に素晴らしいことです。目の見える限りPCの中の青い地球を探索して見ようかと思っています。

 かれこれ十年前になりますけど、職場のPCの中で初めて見たGooglemapのことが忘れられません。生来の物理的な音痴な自分のことですから、PCの中で展開される地球世界が隅々までモニター画面に表現されていることには感激するしかありませんでした。お家の中で世界中を粒さに見ることが出来ることの衝撃に感嘆したものでした。
 それまでは地図と言えばペーパー上で目視するしかなかったものでしたから、マウス一つで展開される街角から県境、そして日本国はたまたアジアからユーラシア南北アメリカ豪州、北極から南極まで丸い丸い地球儀を掌の中に納めることができる時代に驚嘆したものでした。小学校を卒業して中学に入学して社会科の授業で利用した地図帳のことは僕の世界観に一筋の光明を差し込んでくれたものでした。地図帳を広げて空想の世界に入り込むことほど愉快な時間を過ごすことはありません。中学から高校、そして大学に進み学業を終える頃には初めての国外世界へ誘発されたものでした。シルクロードを訪ねるという企画が実行に移すという段階となりました。1973年のころのことで、当然インターネット以前の時代のお話しです。鞄の中に高等学校時代の地理で利用していた地図帳を忍ばせて旅立ちました。地図の中で見る世界と実際の世界との乖離を「何でも視てやろう」という心意気だったと思います。
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 以降時代が進み二十年前ぐらいからはネットが爆発的に普及したことで、旅への誘いも次第に仮想空間でも体験できるような時代に突入したかもしれません。ネット上でマウス一つで世界中を旅行したり、丸々地球を手玉に取るようなこともパソコンデスクの前でいとも簡単に体験できるのです。ほんの触りだけですが、このような世界を享受できる幸せを感じながら日々を過ごすことができる、これ以上のことはありませんね。
 

 前回のH3のリフトアップ寸前での中断のことで、結果的には良かった、電気的なトラブルが原因で、中途半端なことにならなかったことで、十日間ほどの点検で再びサイトに戻り、この日を迎えることができたことは不幸中の幸いであったと胸を撫でてたところだった。
 そしてこの日を迎えることは前夜から7日の午前10時37分に発射するということで、胸騒ぎを抑えることができなかった。中継動画を観ていて、なかなか発射成功はしたものの、45分になっても衛星分離ができたというアナウンスがないまま、数分、11時過ぎには二段目エンジンが稼働しないことで、爆破指令が発せられたと、残念ながらこの初号機は失敗に終わったということになった。HⅡでは連続成功率を誇っていただけに、初号機の失態は残念過ぎる。成功の影には裏にはその何倍もの失敗の積み重ねがあることは理解してはいるものの、これほど延期を重ねたH3の開発経緯からして、何とか成功して欲しいと国民全てが期待していたと思う。
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 「三菱」には先のジェット旅客機MRJ(MSJ)や造船業からの撤退など、どうも後ろ向きな報道ばかりが目についていることから、組織内部が疲弊したのか?それとも風通しが悪くなってしまったのか?重厚長大産業からもっと軽いエネルギー産業分野への転換を図っているののか?維新以来の日本を代表する基幹産業の中心に存続している「三菱」が捲土重来を期して産業転換を意図しているのだろうか?いくら名だたる大企業とはいえ、乗り遅れれば瞬く間に衰退し、消滅することもあるのが、21世紀の産業界だと思う。

 月面のクレーターが肉眼では観ることはなかなか難しいが、コンデジカメラの望遠を20倍ぐらいまで拡大すると、見事な月面が観察できることを知っている。今更ながら何を言うのかって?(笑)。
 地球と比べて数分の一の質量しかないとされる月=moonであるが、その表面は下の写真のようなクレーターが無数に存在しているのが分かる。これは宇宙から飛来した隕石や彗星などが衝突したその痕跡であることが知られている。
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 上の十五夜の月面を撮影したものは2017年5月上旬に撮影したものである。表面には濃淡の模様が観える。それでは月面に存在する無数のクレーターがどうして地球上には殆んど観ることができないのだろうか?それは地表の七割を占める大洋と大気、それを理由にした風雪雨など気象現象が大いに関わっているようである。七千万年前に中米のユカタン半島付近に衝突されたとする隕石痕はその大半は海底下に残っているようである。直径数kmほどの隕石の衝突がもたらした気候変動は大型恐竜の絶滅への契機になったとされている。
 いずれも、数百万、数千万年前あるいは数億年単位の気の遠くなるような時間を巻き戻すことになる。そして人類が発祥したとされるのは僅かにせいぜい百万年ぐらい前のことであり、その後でも氷河期が何度も繰り返され、生物たちの大多数が絶滅するような大きな気候変動もあった、それを乗り越えてきたのが霊長類最強の人類と言うことになる。泡沫の世を満喫できることの幸せがあるとしても、これが未来永劫に続くことは有り得ないのである。月面の痘痕を観れば観るほど、それが確信できるのである。

 15日土曜日の午後、遥か8千kmの彼方の南半球のトンガ王国トンガタプ島から数十km北方付近の海底火山が破滅的大爆発を起こしその影響を測りかねた日本気象庁もてんやわんや右往左往だったとか。当初は殆んど日本への影響は無いと発表したものの、意外と早く最初の津波?らしきものが沖縄から小笠原を襲ったことから、津波警報を発することとなり、翌日曜日の午後に警報、注意報が解除されるまでどうも気象庁担当官も「分からない」と言うしかない会見に終始した。
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 googlemapにはすでに赤い注意マークが記されている。
 どうして今回のトンガでの海底火山の爆発が普通の経過を辿らなかったのかはデータ収集することで次第に判明するかもしれないが、謎のままに終わる可能性もあるらしい。衛星画像が爆発の瞬間を捉えているのが分かるけど、衝撃波が輪状に拡散しているのが観て取れることから、空振が津波を誘発した原因ではないかとの意見もあるようだ。日本列島でも爆発後の大気圧が僅かながらも変化が南から北へと移動しているのが観測されている。通常、火山爆発が海底などで隆起陥没することで周辺の海水に作用することで「津波」が発生されるというメカニズムは解明されているのであるが、気象庁でもこれまでの経験則に当て嵌まらない「津波」の襲来に戸惑うばかりなところが興味深い。
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 海底火山「フンガ・トンガ-フンガ・ハアパイ火山」はトンガの首都ヌクアロファから北へ60km付近である。
 海底火山の爆発のエネルギーは凄まじく、特にプレート境界付近で発生する場合には東日本大震災のような破滅的な大津波を発生させることが知られている。太平洋は余りにも広大であり、いつどこで津波を発生させるような事象が起こるかは分からないけど、系外惑星から飛来した彗星、隕石が地球に衝突したことであの恐竜たちが絶滅へ追いやられたことはすでに証拠がメキシコのユカタン半島沖で発見されたクレーターの痕跡から示されている。
 南太平洋にはゴンドワナ大陸という失われた大陸があったことを唱える地球物理学者がいるのである。その失われた大きな要因の一つが系外惑星からの巨大な隕石が大洋に衝突して大津波、百から五百mもの波高が想像できるそうである。ポリネシア、メラネシア、ミクロネシアに残る巨石が物語るのは大津波がそれを地上に運んできたことということらしい。サンゴで出来た巨岩は知れば知るほど地球的規模の災害が如何ほど破天荒だったのか?これからの天災への備えに学べる有意義な研究となるかもしれない。
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 優に一千トンを超えるサンゴで出来た巨石が転がる姿には圧倒される。

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