昼前から車を走らせ、まずは「田万ダム」へ初訪問。ダム湖畔の桜は下の写真のとおりだ。この辺りの標高は200mぐらいだろうか。明日には開花するはずだ。県営の田万ダムは平成のはじめに竣工した治水用水用のダムである。田万湖は大き目の池とかわらない。まずもって、池と湖の違いってどこで区別するのか、調べてみた。
慣例的には水深が浅いもの(おおむね5m未満)を池、それ以上のものを湖とすることが多い。ただし、最深部まで植物が繁茂するものになると沼扱いされる。また、池は小さいだけに水生植物が占める割合が大きく、小動物や水生昆虫が豊富な一方で、大型魚類はあまり生息しない傾向がある。wikipedia参照
なるほど、まずは水深なんだな。田万湖(池)は絶対水深は5m以上はある。堰堤の高さをみれば一目瞭然だから。堰堤延長は150mぐらいか。水源側へほぼ1km程度。15万平米程度の水面がありそうだ。貯水量も知れたものかもしれないが、一級河川がたった一つ(土器川)の讃岐では貴重な役目を担うはず。二級河川綾川にはもう一つ県営ダムがある。西に数キロ離れた「長柄ダム」でこの「田万」ダムとは同一水系であり、管理を統一するというような動きがあるときいた。
田万湖畔の桜のツボミはこのとおりで、今にもはじけそ。
ダム堰堤直下の「水辺公園」から
阿波と讃岐県境にある「竜王山」山頂展望台から北方面を望む景色、ヒヤリと感じる空気がゆるりと流れてた。けど、展望台周辺には木々がのび放題、遠望はかなわず、何とかならんか。これではもう一度来てみようとの流れにはなりそうにない。
展望台中央に設置された標識には高さ1059mと記されていた。
林道途中に忽然と現れた「徳島県立竜王山青少年野外活動センター」の荒れ果てた施設。もったいない、でも維持管理費がままならない、それに利用する小中学生もいないという現実、箱物おそるべしだ。
林道竜王塩江線の「相栗峠」への途中に現れた赤松林のトンネル。瀬戸内沿岸では松枯れが終末的に蔓延しているが、この讃岐山脈、阿波側では松の濃い緑がマツクイムシの被害が少ないことを教えてくれる。この林道沿道では動物(鳥類だろうか)の鳴き声が響きわたり、春の恋の季節を知らせてくれた。