Aminのつれづれなる日記

来し方を振り返りながら日々思うがままに綴る。国内外の旅行、時事問題なども含めて独善的感想も差し挟んでみた。

2015年03月

2015年3月30日
昼前から車を走らせ、まずは「田万ダム」へ初訪問。ダム湖畔の桜は下の写真のとおりだ。この辺りの標高は200mぐらいだろうか。明日には開花するはずだ。県営の田万ダムは平成のはじめに竣工した治水用水用のダムである。田万湖は大き目の池とかわらない。まずもって、池と湖の違いってどこで区別するのか、調べてみた。

慣例的には水深が浅いもの(おおむね5m未満)を池、それ以上のものを湖とすることが多い。ただし、最深部まで植物が繁茂するものになると沼扱いされる。また、池は小さいだけに水生植物が占める割合が大きく、小
動物水生昆虫が豊富な一方で、大型魚類はあまり生息しない傾向がある。wikipedia参照

なるほど、まずは水深なんだな。田万湖(池)は絶対水深は5m以上はある。堰堤の高さをみれば一目瞭然だから。堰堤延長は150mぐらいか。水源側へほぼ1km程度。15万平米程度の水面がありそうだ。貯水量も知れたものかもしれないが、一級河川がたった一つ(土器川)の讃岐では貴重な役目を担うはず。二級河川綾川にはもう一つ県営ダムがある。西に数キロ離れた「長柄ダム」でこの「田万」ダムとは同一水系であり、管理を統一するというような動きがあるときいた。
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田万湖畔の桜のツボミはこのとおりで、今にもはじけそ。
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ダム堰堤直下の「水辺公園」から
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阿波と讃岐県境にある「竜王山」山頂展望台から北方面を望む景色、ヒヤリと感じる空気がゆるりと流れてた。けど、展望台周辺には木々がのび放題、遠望はかなわず、何とかならんか。これではもう一度来てみようとの流れにはなりそうにない。
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展望台中央に設置された標識には高さ1059mと記されていた。
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林道途中に忽然と現れた「徳島県立竜王山青少年野外活動センター」の荒れ果てた施設。もったいない、でも維持管理費がままならない、それに利用する小中学生もいないという現実、箱物おそるべしだ。
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林道竜王塩江線の「相栗峠」への途中に現れた赤松林のトンネル。瀬戸内沿岸では松枯れが終末的に蔓延しているが、この讃岐山脈、阿波側では松の濃い緑がマツクイムシの被害が少ないことを教えてくれる。この林道沿道では動物(鳥類だろうか)の鳴き声が響きわたり、春の恋の季節を知らせてくれた。




高松からほど近くに県立「瀬戸内海歴史民族資料館」という施設があるのだが、まだ足を踏み入れたことがなかった。が、入館料が無料となり「いってみるかな」との気が起こり、2時間近くをじっくり見学してみた。五色台の有料道路も無料化されて以来観光道路としてずいぶんと通行量が増えたと思う。県内で一番のネックとなっているのは有名観光地のある屋島ドライブウェーが唯一有料となっている。高松市もずいぶんと無料化に向けて腐心しているようだが、何分この道路は民営という稀有な存在。瀬戸大橋開通後しばらくは県内観光も活性化したようだが、今や栗林公園、金比羅さん、そして屋島、特に屋島は閑古鳥が鳴くと言われている。誰もが驚くさびれ様に対策はあろのだろうか。さて、この民俗資料館だが、瀬戸内の農業、漁業、その他の産業を含めて多くの資料を展示している。写真、実物、模型など、多岐の資料収集に努めたことが一目瞭然だ。広い施設は絶好のロケーションにあり、その建築物的造形の良さも手伝い、もっともっと活性化できればと思った。展示物では特に漁業関連の船舶が多彩であり、見飽きない。瀬戸内の海運についても多く紹介されており、旧国鉄の高松宇野間に就航した四隻の連絡船、阿波丸、讃岐丸、伊予丸、土佐丸それぞれの模型が展示され、懐かしい記憶がよみがえるのではないか。昭和45年ごろ、この連絡船上ですすった「すうどん(素うどん)」潮風を感じながら、四国と本州を結ぶ一時間の旅、ますます。
この歴史民族資料館は建築的にも名を馳せているようだし、実際に景観に溶け込み素晴らしい出来である。何故に今まで何度もその前を通過したのに、興味をそそられなかったのだろうか。恐らくは年齢がそうさせたのだと妙に納得している。見学を終えてロビーに備え付けのアンケート用紙に記入した言葉は、「再訪」だった。
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2015年3月27日 本館は一部修理中だった。
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香川県立「瀬戸内海歴史民俗資料館」は公共建築百選として受賞した栄誉ある建築物だ。
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館内展示されている「宇高連絡船」阿波丸、讃岐丸、伊予丸、土佐丸の模型、中には現役で東南アジアで2度目の就航中であると聞いた。
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高松への帰途、大崎の鼻付近から坂出瀬戸大橋を夕日を背景に望んだ。中央の岬は「乃生(のお)岬」だ。

【朝鮮総連トップ宅捜索】「捜査は暴挙。日朝関係悪化なら日本の責任」許宗萬氏激怒
核開発や拉致を理由とした「経済制裁」をすり抜けた朝鮮総連系貿易会社の迂回商品(マツタケ)について、総連トップが激怒したという。またいつもの口上だなと思うも、よくもぬけぬけと脅しもどきの声明を発するのか、その理由を考えてみたい。
日朝間には未解決の問題が山積しているのだが、直接的には「拉致」が挙げられよう。この不法に国外に連れ去られた横田めぐみさんをはじめ特定失踪者がいまだに帰還を果たせないという、情けない現実が総連を勢いづかせる根源となっているのは承知のことだ。幸いにもマンボンギョン号という貨客船舶は制裁を課されて日本の港に入港できないが、ほかではやりたい放題であると報じられている。制裁対象となった船舶の名前を上書きして書き換えるなんて、ありえない手段を正々堂々やるような国とはまともな交渉なんてできるわけがないことを、もうそろそろ気づかないと世界から馬鹿にされるという、妙な立場に追いやられかくもけったいな状況があるわけだ。日本政府内部でも一枚岩といかないこと、正しくそこに付け入られる隙があり、その辺に総連を利することに貢献しているといことに気づいているはずなのにだ。日韓間の歴史問題なども事をさらに困難にしている側面があり、国内は景気浮揚が数字に表れつつあり、失われた二十年をとりもどしつつあるのだが、外患、これに手を焼くばかりで、傍観しているだけのように見えて一向に進展しないのは、どこに原因があるのだろうか。東アジア情勢は日中韓三国の微妙なバランスがいつ崩れてもおかしくない情勢にあり、2対1のグループ形成が想像できないケースになるとすると日本国のとるべき道はおのずと決まりそうなものだ。
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朝鮮総連会館  wikipedia参照

3月27日の夜突然飛び込んだLCCジャーマンウィングスに関する新事実として副操縦士の「操縦に関する診断書」に不適格だと。それまでにボイスレコーダーの解析で墜落10分前ほどから彼は単独でコクピット内にいたということと併せて、故意の事件として今後は焦点がむけられそうだ。2001年の9.11以後客室側から操縦席へのドアは原則開かないということが今回盲点となっていたようだ。機長が席を離れて再び戻ろうとしたとき、内部から応答がなく、ドアは人力でぶち壊せるような代物でなく、最期の瞬間まで機長をはじめ、乗員乗客たちが感じたであろう恐怖感を思うといたたまれない。欧州の航空会社ではコクピット内に二人以上居ることを義務づけてないようで、さっそく各社はその対応の協議に入ったようである。カナダやアメリカなど主要国、日本でもこの原則は厳守されていたとのことだ。あり得ないような状況が実はあり得るということの証明になったこの事故が残す教訓は世界を震撼させたといえよう。実際には日本の羽田空港で、駐機中の機内に暴漢が押し入り、機長を刺殺するという事件が十数年前にあり、その経験からドアの開閉は操縦席内からだけできるという規則ができたらしい。一人の人間の異常さに起因する大事故は今後もありうるということを前提にするとしたら、定時制や経済性に大きな犠牲が払われることになり、航空機を利用する利便性が後退することにも成りかねないが、「安全性」を優先するためにはその労力を惜しむことがあってはならない。マレーシア航空の失踪事件から一年以上となるが、この事件の原因もテロなど運航上の外的要因ではなく、恐らく、機長か副操縦士のどちらかの個人的精神上の問題が引き起こしたと推察してもおかしくないと思わせるのが今回の事件であった。一人の人間という摩訶不思議な生き物に多くが依存しているという状況、その異常性を事前に気づかされる手段がないという事実に航空機を利用するものは常に「覚悟」の上で乗機するなんてことになる、快適な空の旅はいつのことやら。
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3月27日「五色台」にて、標高は300m余り。
はじけそうな桜のツボミ、明日には開花するだろう、楽しみだな。


南アルプス山中1500mの急峻な岩場で残骸が捜索により発見され、フライト・ボイスレコーダーも確保されたという。前回、この事故原因として与圧システムの異常が一番の要因ではなかろうかと推察したが、レコーダーの解析から、パイロット達の音声が聞き取れそのうちの一人がコクピット外からドアを叩く音が聞き取れるらしく、だとすれば機長もしくは副機長が一人でピット内にいたことになり、墜落の原因としては人的インシデントということに大きく関心が振り向けられそうな気配だ。まだまだ判定を下すまでの結論にはならないのはもちろんだが、漏れ聞こえる軍事評論家の言葉の裏には「機体の異常」ではなく、操縦する人の問題ではなかろうかということだろう。A320など大型旅客機を構成する部品数は百万点を越えるといわれ、それらの一つ一つが意味のある部品で、相互に関連しながら効用を発揮するというものだ。十年ほど前の四国の高知竜馬空港で胴体着陸したボンバルディア機のノーズギアが下りなかった理由にたった一つのボルトの締め忘れだったと結論づけられている。数十名の旅客を恐怖のどん底に追いやった小さな部品、システム運用を一人の人間に任せるということに原因があったという。複数の整備士が二重三重にチェックしていれば防げたかもしれない。かと言って、あまりの過剰な防衛策により、便利で早く経済的な航空機を排除するということはありえないし、あってはならないこと。整備不良はありうることを前提にしたハード面は対策が可能であろう。大きなどうすることもできないのが人間の精神に因する結果だろう。運航者がいくら定期的な検診を実施しても見抜けない乗務員の心の奥底の病。いくら制御されたオートパイロットといっても限界があり、人間が最終的な判断をするのが現在のシステムであることを教えてくれたのは、一年ほど前のエアアジア機の失踪である。テロ、故障、気象どの原因にも当てはまらないとなると、閉鎖されたコクピット内での何らかの異常しかなさそうだ。ジャーマンウィングス機の墜落原因は遠くない時期に解明されると思う。同社の乗務員たちが一時的にしても搭乗拒否したのは肯ける。D-AIPZ03032014LHR_(12910924253)[1]

不謹慎かも、今しかない近郊の春を撮影した。
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2015年3月26日 午後いつもの場所のいつものソメイヨシノ、明日か、明後日か?
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レンギョウかな、鮮やかな黄色が背景の青に映えてる。
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名前は知れず、可憐、ひっそりと下草に埋もれてた。



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