2月16日から吹き始めた強風はその夜からはますますその度合いを高め、17日月曜日は朝から普段は穏やかな目前の瀬戸内海も泡立つほどの荒れ気味だ。強弱は水面に風の跡がはっきりわかるような
模様を付けながら、波がしらは砕けて白く尾を引いている。台風の時季を別にしてこれほどの強風を体験したことがないぐらいだ。JR高松駅前のサンポートは地上29階と県内最高の建築物であり、その間を抜ける西風は勢いを倍加させており、午後から所用でそこへ出かけて、危うく吹き飛ばされそうになる、情けないけど、自分には危険地域であった。
 2月19日は24節気の「雨水」に当たる。ウィキペディアでは下のように説明されている。

空から降るものがからに変わり、雪が溶け始めるころ。『暦便覧』には「陽気地上に発し、雪氷とけて雨水となればなり」と記されている。実際は積雪のピークであり、それゆえ、この時節から寒さも峠を越え、衰退し始めると見ることもできる。春一番が吹き、の鳴き声が聞こえ始める地域もある。昔から農耕の準備を始める目安とされてきた。

 17日午後7時のニュースでは明日は四国でも平地で大雪の恐れがあり、山間部では降雪で交通障害が発生するとのこと、下の天気図は午後三時のものである。北海道を挟んで980~990hPaの猛烈な低気圧が観測され、間隔の狭い等圧線が描かれているのが分かる。日本列島は縦縞の等圧線が密であり、真冬の典型的な気圧配置となっている。暖冬傾向だった今冬も、ここにきて本来の姿に戻ったという感じである。
 油断大敵、新型コロナウィルスの事も含めて、どこか騒々しくも怪訝される日本の気象から目が離せないように思える。
コメント 2020-02-17 191423